制約のなかでどう解決するか。
仮説を踏まえ、最適解を導く。
S.N
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志望動機について教えてください。
橋は人が便利に使うためのもの。でもそれだけではダメ。
環境を含め、みんなが快適な構造物を作り出す。高校のとき、徳島の白鷺大橋にまつわる話を聞いたことが、私の原体験としてあります。白鷺は徳島の県鳥なんですが、その白鷺が絶滅しないように保護する意味を込めて、橋のたもとに干潟を作っているんです。つまり、橋が白鷺に配慮した作りになっている!これは高校生の私にとって目から鱗でした。
橋って人間が便利に使うためのものという考えが強いと思いますが、裏テーマとしてそういった環境配慮があるのは素晴らしいなと思って。そこから橋に興味をもつようになりましたね。
そんな想いから橋梁に関わる仕事をしたいと思っていたことと、生まれ育った徳島県に貢献できる仕事をしたいと考え、エコー建設コンサルタントを選びました。 -
現在の仕事内容について教えてください。
発注者である官公庁に対してより良い提案書の作成で
現在の課題から未来の安心まで網羅する。橋梁の点検や補修設計を行っています。補修設計では、現在の橋梁の損傷状況の判定、補修工法の選定、またこれらに係る資料の作成を行ない、発注者である官公庁へ資料を提出しています。
また、点検業務では、調査結果の確認作業を行っています。
橋や道路などの交通インフラは現状維持が求められる一方で、耐震補強など今後の課題に対応していかなくてはなりません。新しい機能を加えるにしても、今の状況や制約のなかでどうクリアしていくかが難しいところですし、腕の見せ所。知識や経験が必要だなとつくづく思いますね。 -
仕事で学びを得たのはどんなことですか?
インターネットで情報収集。
ヒントを見つけたら、課題に照らし合わせて考える。先ほどの例で出したことですが、橋に耐震を施すための設計には苦戦しました。もとの形状が複雑なうえに、取り付ける部材も複数あり、どう取り付けるのがベストかを考えるのが大変でした。
とにかく他の実例や情報をネットや本で探していきました。そこで見つけた方法にヒントを得て解決できたのはうれしかったですね。
同じ方法を見つけても条件が違えば施工も変わります。その難しさはありますが、自分で情報を探し出し、状況に照らし合わせて考え、上司に提案する、という一連の流れのなかで認めてもらえたときはやりがいを感じます。
ただ教わるのではなく、自分で発見し、考えることの大切さを学びました。 -
将来のビジョンについて教えてください。
丁寧に経験を重ねながら、
知識と情報をインプットし、成長していきたい。今は流れを学んでいる段階ですが、5年10年したら主になって現場を動かす人間になっていたいですね。建設コンサルタントの仕事は官公庁などの発注者とも関わりますし、現場を作業する協力業者さんとも関わります。協議や指示がつきものなので、自己成長が必要だなと感じています。先輩や上司を見ているとたくさん引き出しがあって、必要な知識や情報を適宜必要な引き出しからピックアップしています。これから私がすべきはたくさんの引き出しを作ることと、そこに必要な情報を入れて、必要なときに引き出せるようにしておくことです。
そのためにも丁寧に経験を重ねていきたいですね。 -
最後にメッセージをお願いします!
官公庁からの依頼を受けてインフラをより良くする。
壮大なプロジェクトに自分の考えを反映できるのが醍醐味。建設コンサルタントは、自分の考えが実際に目に見える形で実現していくところが魅力です。業務を進めていくなかでは、時にさまざまな問題が発生しますが、その課題や問題をクリアしていくこともやりがいです。もちろん、ひとりではわからないことがあると思うので、上司や先輩に聞き、自分の意見も伝えながら解決へと導いていきます。仕事としては、単純作業はなく、現場ごとに生じる問題を頭を使いながら解決していくことはやりがいにもなり、楽しさにも繋がると思います。ぜひ一緒に頑張りましょう!
1日のスケジュール1Day Schedule
- 8:30
出勤
- 9:00
タスク確認
今日することを確認しておく
- 10:00
図面作成
- 12:00
昼食
- 13:00
打ち合わせ
発注者との打ち合わせで進捗報告
- 15:00
報告書作成
打ち合わせの内容を記録するための議事録作成
- 15:00
図面修正
打ち合わせの内容を踏まえて修正
- 17:30
退社