地域のシンボル

（株）エコー建設コンサルタントの技術部で部長をしております川原と申します。

私の所属している課は、堤防やダム、浸水を防ぐ排水機場などの水に関する計画を担当しています。
徳島県は歴史的にとても水害が多い地域ですので、大きな責任感を持って仕事に取り組んでいます。
今までの技術を守りながらも、新しい技術と発想を取り入れて地域の人たちの安全に貢献していきたいと思っています。

■実績紹介

徳島市の新町川にかかっている『新町橋』は当社が設計しました。橋の多い徳島でも特に有名で親しまれおり、新町一帯のシンボルともいえる橋です。

新町橋には、歩道が2本あります。もともと勾配の大きかった新町橋を、構造上可能な限りフラットな新しい歩道を設計し設置しました。

平成5年に徳島県で全国身障者スポーツ大会が開催された際には、車いすでも渡りやすい橋として利用されました。

また、新町商店街のシンボルともいえる橋ですから、景観との調和を保ち、水際公園など周辺施設へのアクセスがしやすいようにも配慮されています。

■地域貢献の実感

この新町橋は、お盆になると橋のたもとで多くの連が阿波踊りを披露し、何千人何万人という人が橋を往来しては足を止めて踊りを見物します。自分達が設計した建設物を利用して、たくさんの人が盛り上がって楽しんでいる様子を見ることは、建設コンサルタントパーソンにとって、とても幸福な瞬間です。

地域に密着した建設コンサルタントだからこそ、作ったものがどのように利用されているのかを自分の目で直接確かめることができ、時には一緒に楽しみながら地域への貢献を実感できます。そうして、地域の人達の暮らしと調和がとれた建設物を設計できるようになっていきます。